EASE Address

EASE Addressとは

EASE Addressは、部屋を作図し、そこに天井埋め込みスピーカーを配置した時の、音圧レベルや周波数応答を予測するためのツールです。本ソフトウェアはフリーウェアとなっており、誰でもAFMG社サイトからダウンロードして使うことができます。
EASE Addressマッピング結果例画像

使い方は簡単です。部屋のトップビュー(真上から見た状態)を作図し、使いたいスピーカーを選択すれば、EASE Addressが音圧レベルのばらつきを考慮し、スピーカーを自動配置します。
もちろん、自動配置後に不要なスピーカーの削除、設置制限を考慮した移動など、マニュアル操作で最も適した位置にスピーカーを配置変更することができます。

トップビューの作図は、寸法を入力して描くことはもちろん、元図面を取り込んで寸法を合わせた後上からなぞり描きすることもできます。
下図は、元図の上から作図し、スピーカーを自動配置して音圧レベルのマッピングをした様子です。
この例の場合、元図の取り込みからマッピングまで、作業時間は15分程度でした。
EASE Addressマッピング例2

スピーカーデータは、EASEやEASE Focus同様、GLLファイルを用います。多くの天井埋め込みスピーカーメーカーから、EASE Address用のGLLファイルが公開されています。
どのようなメーカーがリリースしているかは、Supported Brands(AFMG社サイト)をご覧ください。
※この一覧表に載っていなくても、データがリリースされている場合がありますので、スピーカーメーカーにお問合せください。

EASE Addressのシミュレーションは、EASEと同じエンジンを用いており、違いは直接音のみを計算していることです。もちろん、ISO 9613-1に準拠した空気吸収、距離に対する伝搬損失、音の加算などはEASE同様に正確に計算されます。
また、EASE Addressには、作図結果やスピーカー情報を、EASEにエクスポートできる機能があります。下図は、前述のプロジェクトデータを、EASEに取り込んだ直後の様子です。すでに部屋の作図とスピーカー配置が完了していることが分かります。
EASE AddressからEASEへエクスポート例
このように、EASE Addressは、EASEでの作業時間を、大幅に短縮することもできます。

主な特長

  • 無料で使えるフリーソフト
  • メーカー各社の天井埋め込みスピーカーを用いた自由度の高いサウンドシステム設計が可能
  • スピーカーの自動配置とマニュアル編集
  • ハイインピーダンス接続スピーカーへの対応
  • 音圧レベルマッピングと分布分析、指定位置での周波数応答の正確な予測
  • EASEへのエクスポート

ソフトウェアのダウンロード

AFMGサイト(英語)から、以下の手順でダウンロード、インストールできます。
動作環境は、Windowsのみです。詳細は、EASE Standardの動作環境(EASE Addressも同じです)をご覧ください。

 ① AFMGサイトのFree Downloadsよりプログラム本体をダウンロードします。
 ② ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、EASEAddressSetup.exeを起動してインストールします。


最新の各社スピーカーデータベースも一括ダウンロードできます。以下の手順で行ってください。

 ① EASE Address Database(AFMG社サイト)から一括でダウンロードします。
 ② 解凍後、これらのデータファイルを、EASE AddressのSystem Definitionsフォルダ(通常は、\ Common Documents \ AFMG \ EASE Address \ System Definitions \)に格納してください。

使用方法について

EASE Focusとよく似ており、EASE FocusのTop Viewのみでシミュレーションを行うイメージです。残念ながらAFMG社はマニュアルを用意していません。プログラムを立ち上げてHelpから下例のようなHTMLヘルプを参照する形式になっています。
EASE Addressヘルプ画面例