デジタル化が最初の変革とするならば、IT技術は新たな変化を音響設備に及ぼそうとしています。ネットワーク伝送を取り入れたシステム設計、新しい接地の考え方やノイズ対策などが求められつつあります。
本コースでは、基礎をおさえるとともに、デジタル時代に対応した最新の設計手法と施工技術について解説します。加えて、デジタル機器の基本学習、音響調整の理論確認とチューニングの実際を体験します。
仕上げとして、音響測定の各項目と測定方法を学びます。
音響設備に関わるどのような職種の方も、充分な基礎知識の確認ができ、さらに、最新の設備技術の知識と施工ノウハウを得ることができます。
日 時 | : | 第1回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。 |
会 場 | : | 熱海後楽園ホテル |
JR熱海駅よりシャトルバスで約10分 | ||
受 講 料 | : | 60,000円(消費税別) |
※費用に含まれるもの:宿泊費(二人部屋)、開催中の全食事とソフトドリンク、研修資料 |
➀ 電源形式:種類、電源バランスの問題、バランシング電源とフローティング電源
➁ 電源容量:VAとWattの違い、電源総容量と電源需要率、熱量計算
➂ 電源トランス:音響専用トランス、ノイズカットトランス
➀ 接地の目的:保安接地と機能接地の違い
➁ 接地線の種類:EA・EB・EC・ED、専用接地極と専用母線
➂ 統合接地:メリットとデメリット
➃ TT接地とTN接地:各接地方式の詳細
➄ 接地抵抗:接地抵抗とは、接地抵抗の測り方
➀ ノイズの種類:ハムノイズと高周波ノイズ、受け側のノイズ発生原因
➁ ノイズ対策:キュービクルの入れ方、ノイズカットトランスの入れ方、接地線方式、配線方式、使用ケーブル
➀ 音響設備で使われる分電盤の種類:音響設備用分電盤、持込機器用分電盤
➁ ブレーカー種類:MCB、ELB、漏電ブレーカーの動作原理、容量、開閉回数、やってはいけないこと
➂ 仮設電源盤:仮設電源盤とは、設置場所、電源形式、容量、取出口形式と口数、接地線コネクター形状
➀ アナログ信号用ケーブル:敷設用と移動型ケーブル、マイクケーブル、マルチケーブル、電磁シールドケーブル、二重電磁シールドケーブル
➁ スピーカーケーブル:ハイインピーダンス用ケーブル、ローインピーダンス用ケーブル、電力ロス計算、AWGとJIS-SQ換算
➂ デジタル信号用ケーブル:デジタルオーディオ信号の種類、AES/EBUケーブル、ワードクロックケーブルの長さ限界
➃ 同軸ケーブル:同軸ケーブルの種類、減衰量の違い、ブースターの必要性検討、赤外線アンテナの注意点
➄ 制御用ケーブル:RS-232/422/485、GPIO
➅ LANケーブル:Cat5/Cat5e/Cat6/Cat7、光ファイバーケーブル
➆ エコケーブル:エコケーブルとは
➀ 機器架:機器架本体の固定方法、耐震計算
➁ スピーカーの種類と固定方法:ラインアレー、音場合成、ワイヤークリップとオーバルスリープ、ターンバックルとセットネジ、振れ止め、緩み止め
➂ マイクの種類と動作原理:ダイナミックマイクとコンデンサーマイク、指向性の種類、MSマイクとは
➃ パワーアンプの動作による分類:A級/B級/C級(リニアアンプ)、D級/E級(スイッチングアンプ)
➀ デジタルとは:二進数とビット、標本化、量子化
➁ AD変換とDA変換:変換の基礎知識、デルタシグマ変換とノイズシェーピング、デバイスについて
➂ クロックについて:デジタル回路の基本、各種クロックとワードクロックの違い、ジッターの影響について
➃ デジタル信号処理の基礎:演算の実際、パラメトリックEQの演算、畳み込み演算とは、DSPとFPGA、NSP(ネイティブシグナルプロセッシング)
➄ フォーマットの種類:伝送方式の違い(シリアルデータ伝送とパケットデータ伝送)、ファイル形式と圧縮について
➀ 音が生まれ伝搬する仕組み:波動と縦波、音圧とは、波長とは、波動方程式の概念(音速導出と音響エネルギーの伝わり方の基礎)、音の距離減衰
➁ 聴覚の仕組み:耳の構造と音波の伝わる経路、物理的な動きが聴こえに変換される仕組み
➂ 周波数・ラウドネス・音色の関係:耳の周波数選択性とマスキング、音の高さの知覚、音の大きさの知覚と等感曲線、音色の知覚
➀ チューニングとは:チューニングの目的と基本的な考え方
➁ FFTの基礎理論と伝達関数:時間領域と周波数領域、離散的フーリエ変換、伝達関数とは何か
➂ FFTとRTAの違い:周波数分解能、窓関数、最新RTAの実際
➃ センタークラスターの調整例(日本武道館の場合):大空間における音響チューニングの例、特に低音処理について
➀ 測定システム解説:FFTを利用した測定の仕組み、アナライザーの見方、チューニングの仕方
➁ メインシステム/インフィル/フロントフィルのシステムチューンアップ:フルレンジとサブウーハー使用予定、SIMシステム使用予定
➀ 伝送周波数特性:伝送周波数特性とは何か、測定の方法
➁ 音圧レベル分布:音圧レベル分布とは何か、測定の方法
➂ 安全拡声利得:安全拡声利得とは何か、計算の方法
➃ 最大再生音圧レベル:最大再生音圧レベルとは何か、測定の方法
➄ 残留雑音レベル:残留雑音レベルとは何か、測定の方法
➅ STI:STIとは何か、測定の方法
日 時 | 2013年9月19日(木)13時~20日(金)15時(一泊二日) 第1回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。 |
講習時間 | 全13時間 |
一日目:13時~18時、19時~21時 | |
二日目:8時~12時、13時~15時 | |
費 用 | 60,000円(消費税別) ★特別割引プラン(早割・グループ)あり |
※費用に含まれるもの | |
宿泊費(二人部屋)、全食事(初日夕食、二日目朝食・昼食)、ソフトドリンク、研修資料 | |
場 所 | 熱海後楽園ホテル 大会議室 秀峰 静岡県熱海市和田浜南町10-1 TEL:0557-81-0041 |
Photo by 熱海後楽園ホテル |
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アクセスはこちらをご確認ください ※当日は、トレーニング開始時間に合わせて、JR熱海駅発のシャトルバスを手配する予定です(詳細は個別にご案内いたします) |
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本トレーニングは、少人数定員制にしております。
お申込みいただきましたら、JTSW事務局でお席の確認後、折り返し振込み口座情報などのご連絡を差し上げます。
研修形式の都合上、お支払いいただいた時点で正式にお申込み完了とさせていただいておりますが、企業様用のお手続きとして、請求書による処理も可能です。
その他ご不明な点がおありでしたらお気軽にご相談ください。
なお、受付完了後のキャンセルは、少人数定員制をとっております都合上、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
受講者の変更は可能ですので、できるだけ代理の方の参加をお願いいたします。
万が一キャンセルされる場合には、ご連絡いただいた時期によって以下の通りキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
また、受講者変更キャンセルのご連絡は、お手数ですが上記メールかFaxにてお願いいたします。
キャンセルポリシー | |
セミナー開催30日前~8日前 | :受講料の50% |
セミナー開催7日前~3日前 | :受講料の70% |
セミナー開催2日前~当日 | :受講料の100% |
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