J.TESORI SOUND WORKSHOP

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PAエンジニアと設備設計者のための音響理論とデジタル基礎コース

こんな疑問をお持ちの方にお勧め

?音速はなぜ気温で変わるのか? 音圧レベルのデシベルとは何に基づいているのか? なぜ低い音は回り込んで聴こえるのか? そもそも音の波長とは何か?…普段当たり前に済ませていることをもう一度きちんと確認したい。

?機器の聴き比べをよくやるが、時と場合で違った結果になる。そもそも聴こえの違いはどこからやってくるのか、音の物理や聴こえの仕組み、電気回路の影響など、総合的に知りたい。

?音響調整ソフトの各種設定の意味がよく分かっておらず、使われている感が強い。基本となるRTAやFFTとは何か、測定結果をどう解釈したらよいのか、改めて理解したい。

?世の中にはたくさんの種類のイコライザーやクロスオーバーがあり、特殊な特性を持ったものもある。アナログ回路を見るようにはいかなくても、どうやってその特性を作り出しているのか、デジタルプロセッサーの中身をイメージしたい。

?たくさんのオーディオ伝送方式があるが、AES/EBU、MADI、各種ネットワークオーディオなどの方式の違いが、音のどういう部分に影響を与えるのか知りたい。

期待できる成果

・音響測定と音響調整時に間違えたやり方をしなくなる

・デジタル機器導入の際に気を付けなければいけないポイントが分かる

このトレーニングの特長

PAエンジニアや設備設計者が現場体験を通して感じている日常的な疑問や、新しい機器の導入時に必要な技術的な知識について、物理・心理・電気・デジタルなどの切り口から総合的に解答・解説します。
また、講師の栗山譲二は、難解な専門用語や理論は多用せず、より分かりやすい説明を行います。

開催概要

日     時 2014年10月20日(月)13時開始~18時終了(全5時間)
第1回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
会     場 ヒューモスファイヴ8F大会議場
宮城県仙台市青葉区中央1丁目10番1号(JR仙台駅から徒歩1分)
受 講 料 10,000円(消費税別)
※費用に含まれるもの:研修資料、ミネラルウォーター
定     員 42名(定員に達し次第締切らせていただきます)
  • <カリキュラム>

    1. 基礎編

    ➀ 音響物理
    a. 音波の成り立ち
    b. 減衰、反射、散乱、干渉、回折
    ➁ 音響心理
    a. 聴覚系の構造
    b. 大きさの知覚とマスキング
    ➂ 数学基礎
    a. 対数とデシベル
    b. 二進数とビット
    ➃ 測定理論基礎
    a. RTAとFFTの違い
    b. 伝達関数とインパルス応答
    ➄ デジタル基礎
    a. サンプリングと量子化
    b. デジタルフィルター
    c. シリアル伝送とパケット伝送

    2. 応用編

    ➀ 音響チューニングで頼るべきは測定器なのか耳なのか
    ・ なぜ屋内でRTAは使うべきではないのか
    ・ 知らないとチューナー失格、“ミニマムフェイズ”の意味
    ・ FFTベース測定ソフト、周波数特性の表現方法の色々
    ➁ デジタル機器の音の違いはどこから来るのか
    ・ デジタル回路は電源で音が変わるのか
    ・ デジタル伝送、シリアルとパケットで音は変わるのか
    ・ デジタル機器の比較試聴、再現しない時があるのはなぜ
    ※ トレーニング内容は、都合により多少変更する可能性があります