J.TESORI SOUND WORKSHOP

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デジタルブートキャンプ

こんな方にお勧め

初心者、経験者を問わず、デジタルオーディオ技術を基礎から応用まで一気に学習したいと思っている、以下のような方々が受講対象となります。

  • デジタル機器を中心としたサウンドシステム設計をしている方
  • コンサートPAやホール・ライブハウス等で、デジタル卓を使ってミキシングの仕事をしている方
  • DAWソフトを使って音編集や音響効果などの仕事をしている方
  • 音響測定や音響調整の仕事をしている方
  • メーカーや販売会社で、デジタル製品の企画や販売に従事している方


加えて、以下のような内容について特に知識を深めたい方々にもお勧めします。

  • 畳み込みやFIRフィルターを用いた、クロスオーバーや音場合成の持つ長所と短所
  • AES/EBUやMADIとネットワーク伝送が混在した場合の同期の考え方
  • 卓やDAWソフトでオーディオ処理をした場合の、ビット長変化とクォリティ劣化の問題

トレーニングの特長

本コースでは、アナログデジタル変換の基礎、ミキシングや各種イコライゼーションの基礎となるデジタル信号処理の基礎、再び注目されているサンプルレート変換の原理と応用、ネットワーク伝送の基礎、複数の異なった伝送フォーマットが存在する場合の同期の考え方、などを学びます。さらに、デジタル卓やDAWソフトで音処理をした場合の、デジタル領域でのダイナミックレンジやノイズフロア変化の原理を学び、デジタル処理時のサウンドクオリティ劣化の要因と操作の注意点について確認します。

コース全体は、基礎学習を主体とするステージⅠと、応用学習を主体とするステージⅡに分かれており、おのおの一日ずつの構成になっています。二日間でより効果的にデジタル技術を習得できるように、理論解説に加えて本コース専用にセットアップしたデジタルシステムを用い、随所に機器動作や信号の確認を織り込むことでより知識が身に付く構成になっています。
※デジタルシステム機材協力 ヤマハミュージックジャパン株式会社様

一例として、ステージⅠ:オーディオフォーマットでは、異なるビット数やサンプリング周波数が及ぼす音質への影響について、ブートキャンプのために特別に作られた音源を用いてスピーカーやヘッドフォンで実際に試聴します。
また、ステージⅡ:デジタル領域のサウンドクォリティでは、機器内部の演算処理によるビットオーバーフローについて、固定小数点演算と浮動小数点演算による違いを、波形で確認します。

各ステージだけの受講も可能ですので、まずは土台作りをという方は、ステージⅠを受講ください。ただし、土台の完成後、時間を空けずにすぐにステップアップするのが最も効果的な学習方法ですので、可能であればステージⅡも同時に受講されることをお勧めします。また、基礎に自信のある方は、ステージⅡのみの受講も可能です。

講師は、デジタル信号処理やデジタル機器の専門家であるJTSW主宰・栗山が務めます。30年に渡り国内外のメーカーで培った豊富なデジタル製品開発のキャリアを背景に、理論に裏付けされた分かりやすい解説を行います。

理解のゴール

  • ◆ オーディオフォーマット:ステージⅠ
    • ・ AD/DAコーディックの基本構造
    • ・ 量子化ノイズ発生の仕組みと特性
    • ・ ワードクロックと同期の原理
    • ・ AESで規格化されている主要インターフェースフォーマット
    • ・ ジッターの影響と最適システムの構築
  • ◆ デジタル信号処理:ステージⅠ
    • ・ 時間領域と周波数領域の区別と関係性
    • ・ EQ等の信号処理の卓やDAWソフトでの動作
    • ・ 畳み込みとFIRフィルターの長所短所
    • ・ 圧縮アルゴリズムの種類と失う情報の内容
    • ・ サンプリング周波数変換の原理と同期時の有用性
  • ◆ ネットワークオーディオ:ステージⅡ
    • ・ スイッチの役割
    • ・ レイテンシー発生の仕組みと対処
    • ・ Quality of Service とは
    • ・ Precision Time Protocolとは
    • ・ Audio Over Ethernet規格の個々の特徴
    • ・ 複数フォーマットを有するサウンドシステムを同期する場合の留意点
  • ◆ デジタル領域のサウンドクオリティ:ステージⅡ
    • ・ DSP / FPGA処理とOSベースソフト処理の違い
    • ・ 操作や信号処理とビット長変化の関係
    • ・ 卓内デジタルミキシングバスのビット長の意味
    • ・ デジタル領域のダイナミックレンジとノイズフロア

開催概要 ※お申込み受付けは締め切りました

日     時 ステージⅠ:2015年7月6日(月) 11時開始~19時終了(全8h お昼休憩1h含む)
ステージⅡ:2015年7月7日(火) 11時開始~19時終了(全8h お昼休憩1h含む)

本トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
会   場 大田区産業プラザ(PiO)
東京都大田区南蒲田1丁目20-20
京浜急行「京急蒲田」駅より徒歩約3分
受 講 料 各ステージ:20,000円(消費税別)
両日:32,000円(消費税別)
※費用に含まれるもの:オリジナルテキスト

◆ 特別グループ割引プラン ◆

各ステージ4名様パック 4名様まとめてお申し込みおよびお振込みの場合 76,000円(消費税別)
=1名様当たり19,000円(消費税別)
両日4名様パック 4名様まとめてお申し込みおよびお振込みの場合 120,000円(消費税別)
=1名様当たり30,000円(消費税別)

※ 代表者の方がお申込みおよびお振込みください

  • <カリキュラム>

    ■ ステージⅠ

    1. オーディオフォーマット
    ➀ 離散化と量子化
    ➁ サンプリング定理
    ➂ PCM
    ➃ デルタシグマ 変換とDSD
    ➄ データ伝送
    ➅ インターフェース規格
    2. デジタル信号処理
    ➀ デジタルフィルター
    ➁ 離散的フーリエ変換
    ➂ 伝達関数
    ➃ 畳み込み
    ➄ 圧縮
    ➅ サンプルレートコンバーター

    ■ ステージⅡ

    1. ネットワークオーディオ
    ➀ パケット伝送
    ➁ EthernetとOSIモデル
    ➂ オープンなAudio Over Ethernet規格
    ➃ メーカー独自のクローズなAudio Over Ethernet規格
    ➄ 同期
    ➅ ジッター
    2. デジタル領域のサウンドクオリティ
    ➀ 固定小数点演算と浮動小数点演算
    ➁ ビット構造とビット長
    ➂ ハードウェア信号処理
    ➃ ネイティブ信号処理
    ➄ ゲインダイヤグラム
    ➅ ダイナミックレンジとノイズフロア

    デジタルシステム機材協力 ヤマハミュージックジャパン株式会社様

     ※トレーニング内容は、都合により多少変更する可能性があります

  • 講師栗山写真

    栗山 譲二
    くりやま じょうじ

    1980年九州芸術工科大学(現九州大学)大学院修了、TOA株式会社入社。

    当初よりデジタル信号処理の音響分野への可能性に興味を持ち、ハウリング抑圧やスピーカ指向性制御などを研究。研究段階でもリアルタイム処理にこだわり、オーディオ用のデジタルチップが無い当時、AD/DA変換機やDSPをディスクリートで組み音出し実験を続け、アルゴリズムと聴こえの関係を模索。

    1980年代後半から、統合型デジタルプロセッサー"SAORI"、ウィーン国立歌劇場向け劇場用デジタル卓、NHK向け放送用デジタル卓、ポストプロダクション向けデジタル卓、などを開発。それらは、最も早くデジタル化したプロオーディオ製品の一つとして、国内外のメーカーやサウンドオペレータに多大な影響を与える。

    その功績が評価され、2002年音響家協会賞を受賞。

    2001年、ボーズ株式会社に技術顧問として転籍。デジタルプロセッサーや民生スピーカ開発に携わる。同時に経営にも参画、2008年よりボーズ株式会社の代表を務める。

    現在は、技術コンサルティングや研究用音響機器の開発販売を行う株式会社J.TESORI(ジェイテゾーリ)の代表。
    2012年11月、J.TESORI SOUND WORKSHOP(JTSW)をスタート。
    JTSWの目的は二つ。知識や理論の学習と、経験や知恵を交換し合う場の提供。一つ所で異なる立場の人々が学ぶことで、個人のスキルアップとともに互いに影響し合い、皆で成長する、それが栗山の目指すJTSWの姿です。
  • ◆ 東京開催 ◆※お申込み受付けは締め切りました

    日   時 ステージⅠ:2015年7月6日(月) 11時開始~19時終了(全8h お昼休憩1h含む)
    ステージⅡ:2015年7月7日(火) 11時開始~19時終了(全8h お昼休憩1h含む)

    本トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
    会   場 大田区産業プラザ(PiO)C会議室
    東京都大田区南蒲田1丁目20-20  TEL:03-3733-6600
    ■京浜急行「京急蒲田」駅(東口)より徒歩約3分
    ■JR京浜東北線、東急池上・多摩川線「蒲田」駅(東口)より徒歩約13分
    受講料
    (税別)
    各ステージ:20,000円(4名様パックの場合 19,000円/1名)
    両日:32,000円(4名様パックの場合 30,000円/1名)
    ※費用に含まれるもの:オリジナルテキスト
  • ご予約流れ

    JTSWトレーニングのお申込みは、こちらのフォームでご入力いただくか、
    メール:info@jtesori.com か、FAX:050-3730-4828で、こちらのお申込み書 PDF版 , ワード版 )をご送付ください

    本トレーニングは、少人数定員制にしております。
    お申込みいただきましたら、JTSW事務局でお席の確認後、折り返し、振込み口座情報などのご連絡を差し上げます。
    (Paypalご希望の場合、請求書メールが届きます)
    研修形式の都合上、お支払いいただいた時点で正式にお申込み完了とさせていただいておりますが、企業様用のお手続きとして、請求書による処理も可能です。
    その他ご不明な点がおありでしたらお気軽にご相談ください。

    なお、受付完了後のキャンセルは、少人数定員制をとっております都合上、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
    受講者の変更は可能ですので、できるだけ代理の方の参加をお願いいたします。
    万が一キャンセルされる場合には、ご連絡いただいた時期によって以下の通りキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
    また、受講者変更キャンセルのご連絡は、お手数ですが上記メールかFaxにてお願いいたします。

    キャンセルポリシー
    セミナー開催30日前~8日前 :受講料の50%
    セミナー開催7日前~3日前 :受講料の70%
    セミナー開催2日前~当日 :受講料の100%
  • JTSWに関して、何かお聞きになりたいことがおありでしたら、お問合せフォームからご連絡ください。
    メール(info@jtesori.com)か、FAX.(050-3730-4828)、またはお電話(03-6434-9879)でも受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
  • 2015.2.2,9 東京/2.25,26関西  デジタルブートキャンプ

    S_開始あいさつ 開始あいさつ
    S_準備
    S_東京会場
    S_miniDSP
    S_関西会場
    S_修了証
    S_番外 ※ 画面左側の、ご覧になりたい小さな画像の上に、マウスを置いてください
    右側の大きな画像が変わります
    S_集合写真
  • 2015.7.6,7 東京  デジタルブートキャンプ

    S_スタート スタート
    S_準備
    S_デジタルマイク
    S_臨時講師
    S_WAVES
    S_コミニュケーション
    S_修了証 ※ 画面左側の、ご覧になりたい小さな画像の上に、マウスを置いてください
    右側の大きな画像が変わります
    S_集合写真