Phase First コース
「プロオーディオ分野においての位相を学ぶ」第一歩
本トレーニングでは、プロオーディオ分野における位相について、波形の観点から基本的な意味をおさえるとともに、スピーカーやEQなどの音響機器の位相周波数特性の物理的な意味、伝達関数などの音響測定結果の位相周波数特性の見方などについて、JTSW独自の図や平易な用語を使い、分かりやすく解説します。
こんな方にお勧め
- チャンネルディバイダーやPEQの位相特性の基礎知識を得たい方
- サブウーハーの指向性制御の基本が知りたい方
- マルチスピーカーによる音場制御の原理を知りたい方
- 伝達関数の位相特性の見方に自信を持ちたい方
- 線形位相と最小位相の意味と違いを理解したい方
- そもそも位相って何?という疑問をお持ちの方
本コース開催の背景
近年、音響機器や音響測定ソフトウェア、さらにはプラグインエフェクトなどにおいて、アナログ時代では不可能であった特性の実現や新しい機能が付加されています。
具体的には、ライブPAやスタジオ、設備音響の現場では、デジタル信号処理を駆使したスピーカープロセッサーにより、スピーカー単独の再生音の最適化と共に、スピーカーシステムの指向性の可変や再生音場の音圧分布の一定化を行うことができつつあります。
また、PCのみならずiOSデバイスによる音響測定ソフトウェアが出現し、プロ用の製品のすべてはFFTをベースとしたルーム伝達関数測定が可能です。
それらの製品に大きな役割を果たしている基礎技術が、位相の制御と分析です。
位相を自在に制御できるFIRフィルターが一般化していることも相まって、今後プロオーディオ従事者にとって、位相に対するより深い理解が不可欠と考えられます。
トレーニングの特長
位相だけをテーマとしたプロオーディオセミナーは、数ある音響メーカーや各種団体のトレーニングを見渡しても見当たりません。それは、テーマ自体がシンプルすぎて地味という理由よりも、音響物理・電気音響変換・信号処理理論・音響測定など、すべての分野に渡って位相を一気通貫で解説できるセミナーを実施することが困難であったからだと思われます。まして、一人の講師で実施しようとすると、講師は各分野をすべて熟知している必要があり、スキルを満たした講師は極めて少数であることも事実だと思います。
JTSWでは、上記のどの分野においても知識経験が豊富な栗山譲二を講師とし、プロオーディオに必要な位相にあらゆる角度からアプローチします。また、通常の座学とは一線を画すオリジナル図解や実験を交え、受講者の理解と興味を深めることを最優先したトレーニングを行います。
開催概要 ※お申込み受付けは締め切りました
<東京> |
日 時 |
: |
2018年2月14日(水)13時00分開始~18時00分終了(5時間)
第2回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
|
会 場 |
: |
大田区産業プラザ(PiO)C会議室 |
東京都大田区南蒲田1丁目20-20 京浜急行「京急蒲田」駅より徒歩約3分 |
受 講 料 |
: |
9,000円(消費税別) ※費用に含まれるもの:研修資料 |
<関西> |
日 時 |
: |
2018年2月22日(木)13時00分開始~18時00分終了(5時間)
第2回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
|
会 場 |
: |
大阪市立青少年センターKOKOPLAZA 講義室504 |
大阪市東淀川区東中島1-13-13 JR京都線「新大阪駅」東口より徒歩約5分 |
受 講 料 |
: |
9,000円(消費税別) ※費用に含まれるもの:研修資料 |
◆ 割引プラン ◆
グループプラン |
: |
4名様以上まとめてお申し込みおよびお振込みの場合 32,000円
=1名様当たり8,000円(消費税別) |
※ 代表者の方がお申込みおよびお振込みください
2日通しプラン |
: |
Phase Expert と同時にお申し込みの場合 合計22,000円(消費税別)(3000円お値引き)
|
-
<カリキュラム>
1. 位相とは何か
➀ 位相の意味
➁ プロオーディオ現場で登場する様々な位相の影響
➂ 位相特性の見方
2. EQやチャンネルディバイダーの位相特性
➀ オールパスフィルター
➁ 最小位相フィルター
➂ 線形位相フィルター
3. スピーカーの指向性と音場の制御
➀ 音波の位相と干渉
➁ ステアリング制御
➂ 音場制御
4. 音響信号の位相特性
➀ 高速フーリエ変換(FFT)
➁ スピーカーおよび部屋の伝達関数
➂ 伝達関数の位相特性が示すもの
※トレーニング内容は、都合により多少変更する可能性があります
-
栗山 譲二
くりやま じょうじ
九州芸術工科大学(現九州大学)大学院修了、TOA株式会社入社。
当初よりデジタル信号処理の音響分野への可能性に興味を持ち、ハウリング抑圧やスピーカ指向性制御などを研究。研究段階でもリアルタイム処理にこだわり、オーディオ用のデジタルチップが無い当時、AD/DA変換機やDSPをディスクリートで組み音出し実験を続け、アルゴリズムと聴こえの関係を模索。
1980年代後半から、統合型デジタルプロセッサー"SAORI"、ウィーン国立歌劇場向け劇場用デジタル卓、NHK向け放送用デジタル卓、ポストプロダクション向けデジタル卓、などを開発。それらは、最も早くデジタル化したプロオーディオ製品の一つとして、国内外のメーカーやサウンドオペレータに多大な影響を与える。
その功績が評価され、2002年音響家協会賞を受賞。
2001年、ボーズ株式会社に技術顧問として転籍。デジタルプロセッサーや民生スピーカ開発に携わる。同時に経営にも参画、2008年よりボーズ株式会社の代表を務める。
現在は、技術コンサルティングや研究用音響機器の開発販売を行う株式会社J.TESORI(ジェイテゾーリ)の代表。
2012年11月、J.TESORI SOUND WORKSHOP(JTSW)をスタート。
JTSWの目的は二つ。知識や理論の学習と、経験や知恵を交換し合う場の提供。一つ所で異なる立場の人々が学ぶことで、個人のスキルアップとともに互いに影響し合い、皆で成長する、それが栗山の目指すJTSWの姿です。
-
◆ 東京開催 ◆※お申込み受付けは締め切りました
日 時 |
: |
2018年2月14日(水)13時00分開始~18時00分終了(5時間)
第2回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
|
会 場 |
: |
大田区産業プラザ(PiO)C会議室 |
東京都大田区南蒲田1丁目20-20 京浜急行「京急蒲田」駅より徒歩約3分 |
◆ 関西開催 ◆※お申込み受付けは締め切りました
日 時 |
: |
2018年2月22日(木)13時00分開始~18時00分終了(5時間)
第2回トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。 |
会 場 |
: |
大阪市立青少年センターKOKOPLAZA 講義室504 |
大阪市東淀川区東中島1-13-13 JR京都線「新大阪駅」東口より徒歩約5分 |
-

JTSWトレーニングのお申込みは、お申込みフォームにご入力ください。
本トレーニングは、少人数定員制にしております。
お申込みいただきましたら、JTSW事務局でお席の確認後、折り返し振込み口座情報などのご連絡を差し上げます。
研修形式の都合上、お支払いいただいた時点で正式にお申込み完了とさせていただいておりますが、企業様用のお手続きとして、請求書による処理も可能です。
その他ご不明な点がおありでしたらお気軽にご相談ください。
なお、受付完了後のキャンセルは、少人数定員制をとっております都合上、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
受講者の変更は可能ですので、できるだけ代理の方の参加をお願いいたします。
万が一キャンセルされる場合には、ご連絡いただいた時期によって以下の通りキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
また、受講者変更キャンセルのご連絡は、お手数ですが上記メールかFaxにてお願いいたします。
キャンセルポリシー |
セミナー開催30日前~8日前 |
:受講料の50% |
セミナー開催7日前~3日前 |
:受講料の70% |
セミナー開催2日前~当日 |
:受講料の100% |
- JTSWに関して、何かお聞きになりたいことがおありでしたら、お問合せフォームからご連絡ください。
メール(info@jtesori.com)か、FAX.(050-3730-4828)でも受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
-
2017.2 Phase Firstコース
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
※ 画面左側の、ご覧になりたい小さな画像の上に、マウスを置いてください
右側の大きな画像が変わります |
-
2018.2 第2回 Phase Firstコース
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
※ 画面左側の、ご覧になりたい小さな画像の上に、マウスを置いてください
右側の大きな画像が変わります |