Audio Precision社とJ.TESORI

Audio Precision社(以下、 AP)は、オレゴン州ビーバートンに本社を置くオーディオアナライザーの老舗メーカーです。
APは、30年以上に渡り、産業用オーディオ製品の設計、検証、特性評価、製造に従事する世界中のエンジニアに、高性能オーディオアナライザーを提供してきました。
APは、民生機器、プロオーディオ機器、AD/DAコンバーターの測定において、高精度な測定精度と豊富なオーディオインターフェースを開発してきました。設立以来受け継がれているAP製品の継続的なイノベーションは、オーディオ市場を常にけん引しています。
2019年、これまでのハードウェアのみの製品から、ソフト製品 APx500 Flex(以下、Flex)のリリースという大きな一歩を踏み出しました。Flexは、主にプロオーディオ分野で使われている他社のオーディオIFとAPx500ソフトウェアの組合せで使用します。本体を用いないことでリーズナブルに製品提供が可能になると共にモバイル性が向上し、プロオーディオ現場での使用が可能になりました。

J.TESORI社(以下、JT)は、2010年に栗山譲二によって設立されました。栗山は、TOAおよびBoseにおいて、30年に渡り研究開発・製品設計・経営などに従事してきました。現在のJTの活動は、音響技術セミナー(J.TESORI Sound Workshop)を軸に、プロオーディオ分野を支える測定やシミュレーション関係の製品を販売しています。
2019年、栗山はAPを訪問しました。メーカー時代にAPの初期製品から使い続けていたバックグランドがあり、APでの話は大変盛り上がりました。それを機会にAPとのコミュニケーションが始まり、結果としてAPの日本総販売代理店であるコーンズテクノロジー社の協力の元、Flexをプロオーディオの方々に向け国内販売することになりました。
JTは、単に製品を販売するだけではなく、豊富な技術的知識と経験を持って、ユーザーを親身にサポートします。
AP本社前写真

AP本社前にて(創業時からのエンジニア Billさんと共に、2019年9月)